R4年度最初の開催です。俳句の季語に「やまわらう」とある春の季節の到来です。
森林セラピーは科学的医学的に効能が証明された森林浴であると言われます。ココロとカラダの健康維持・増進に役立ちます。
私たち案内人と共に森と一体となって森の時間を味わってください。
木々のフイトンチッドの香りと揺らぎの音並びに色など。散策路を巡りながらセラピスト・ガイドの資格を取得している案内人がご案内いたします。山登りではありません。ゆっくり無理なく巡りところどころで案内人が私たちが元々持っている五感セラピーメニューを行いながら、いつの間にか2時間半~3時間が経っています非日常の時間を過ごしていただきました。
みどりの由来
平安時代の人々には、私たちが持っているような「みどりの色」の言葉を持っていなかったと言われています。萌黄色という言葉がありました。春先に萌え出る若葉、今の私たちが云う黄緑色のこと。
みどりが言葉として
としてできて意識されたのが、草木染をした職人だと言われています。それまで、つゆ草の青と苅安とか黄檗の黄色で染め
た色を古代の人々は「アオ」と呼んでいました。古代では今でいう「アオ」
も「ミドリ」も「アオ」の範疇であったらしいです。
「そにどり」の羽の色のような、深くて濃い緑の色を染色で表現したい職人の熱意から生まれたと言われています。緑という概念がないので始めは「そにどり」にちなんで「そにどりもアオ」と呼ばれていました。そにどりとは今のカワセミのこと。カワセミの古名がそに鳥であることが分かっています。「そに鳥のアオ」という言葉が長くてそにどりそにどりと短く呼ばれるように言い慣らされるいつの間にか転じて「みどり」という言葉が生まれたと言われています。(言語学者の弁)
カワセミの羽はアオやミドリやムラサキやら今でいうメタリックに輝いた色合いですね。
こんなことも思い浮かべながら、若葉もえ出ずる里山の森を歩いています。