飯南町森林セラピーは、島根県県民の森に基地があります。
広島県との県境にある飯南町にて、全国森林セラピー研究会の研修がありました。
今でも冬季積雪が1mはあるというところで下層植生が豊かでうらやましい限りでした。
ヤマシャクヤクが咲き終わりミツバウツギの白花が咲き誇り甘い香りをそこら中に漂わせ
ダンコウバイは背高く育ち、こんなに大きくなるとはびっくりしました。
セラピーロードにはヒノキとスギのチップが厚く敷き詰められ柔らかな感触がステキで
した。
たかしま森林セラピーでも定番になったハンモック・マットで寝転ぶプログラムは、い
つもはガイドの立場ですが、お客さんになった気分で新鮮でした。またハンモックとマッ
トでは感じ方が違うので、両方プログラムに加えた方が良いこと気づきました。
飯南町は人口が4,500人ほどの小さい町ですが、観光協会や行政とガイドのみなさ
んが力を合わせて森林セラピーを盛り上げていることがステキでした。
クロモジのお線香も良かったです。
ガイド技術の研鑽研修では、①フアシリテータ―のあり方・役割②ファシのポイントなどの
基本的なお話から改めて得るものがたくさんありました。参加者のグループが安心して「感じる」ことに意識を向けられる雰囲気づくり、自然と人の橋渡し役として「気づきの
窓」を開けるお手伝いであること、多くを語らず感覚に寄り添うこと:これがガイドとし
て一番難しい技術であると改めてかみ締めました。
また、最近は外国からのお客様に対して、通訳の問題もあるけれど、日本発祥の森林
浴、日本人の森に対する古代から受け継いで来ている森林文化(畏敬と親愛の感情?)に
ついても知識を持っておく必要性を感じています。
主人公はお客様。お客様の興味や関心に沿って、ガイドは引き出しをたくさん持っておかなければならないなと改めて思いましたし、ガイドがしゃべりすぎないこと:お客様の感覚を大事にして見守ることが何よりも大切であると思いました。

考えることより感じよう

感じていただくことを主眼にご案内することにより、新たな発想が生まれる。

気力・胆力(レジリエンス)・弾力(しなやかさ)
さらには生きる力まで

森が与えてくれる。

三日間

有意義な研修でした。

チップが厚く敷き詰められたふかふかの小径

 

島根県は出雲の国。たたらのふるさと。製鉄のカス。名前は忘れました。たたら製鉄のお話をしていただきました。
私たちは普段、呼吸をしていることになかなか意識が向きませんが、すごく大事な生きていく大事なもの。森の新鮮な空気をいっぱい吸い込んでいただくための道義付けが大切ですよね。

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