2025年の梅雨明けは早かったですね。6月中に開けてしまい暑さが増してきました。しかし、本日は午後から雨の予報があり、傘を杖代わりに散策していただきました。
地元高島在住の方たちと大津市からのお客様。
蒸し暑さもあるので、調子が滝への道すがら足を川につけて頂こうかと思いましたが、思いのほか暑くならず、また時間の余裕もなくなりました。残念でした。
マキノのマキは「牧」:奈良・平安の時代には朝廷の軍馬を繁殖・育成するところであったことから、牧の地名が古くからあったと伝わっています。また、調子が滝までのセラピーコースを縫うように流れる川の名は「ヨキトギ川」:ヨキとは「木を伐る斧」の古名、トギとは磨ぐ、高島の森は平等院や東大寺を建設するための用材を搬出する山であったことが伝わっています。川からびわ湖に、また川へ奈良や京都に水を利用して運ばれました。
スキー場上のスタート地点に移動を、準備運動をしてさあ森へ。左側に森の香りの代表の木を展示しています。ダンコウバイ・アブラチャン・クロモジ・タムシバ・ゴマギ・ミズメなど。森の香りの代表の葉っぱでフイトンチッドを感じていただきました。植物は動物の様には移動ができません。害虫から自分の身を守るためにこの香り成分を呼吸と共に森の中に発散しています。身体の大きい人間にとっては健康に良いことが分かってきました。また、五感を解放していただくのにまず鼻臭覚を感じてもらうのが一番良いのではないかと考えています。
葉っぱや木の幹に触ってもらったり、倒れた親の木の根っこに苔が生えいつしか芽生えがあり新しい小さな苗木が成長を始める自然の姿を見て頂いたり、谷の交わる地点で二つの川が合流するパワースポットで深呼吸したり、いろんなワークをしながらいつしか滝に到着しています。
びわ湖が見える木橋の上で、大きな声で「ヤッホー」。シラカバの林でハンモックに揺られオカリナやよし笛の音色に耳を傾けてもらったり、非日常のゆったりした森の時間を味わっていただいて、気温が余りにも高かったら冷たい小川の水に足を浸けていただくこともできます
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最後は、二段の滝になった治水ダムのほとりで、お時間となり本日の感想を一言ずつお話していただいて終了としました。